臨床心理士のつぶやき

臨床心理士のつぶやき

 今年もGWが終わりましたが、そこからなぜか体がだるくなり、何に対してもヤル気が出なくなることがあります。この症状を「5月病」と呼んだりしますが、ここ数年で、新たに「6月病」ということばが使われるようになってきました。症状としては5月病と同じく、医学的には「適応障害」の一種で様々な抑うつ症状を伴います。今回は昨年と同様、これら5月病・6月病に関する内容をご紹介します。※以下、昨年同時期のものと同じ内容です。

 5月病・6月病とは、周りの環境が変化することによって、適応しようと緊張状態が続き、自分でも気づかないうちにストレスや疲労をため込み、徐々に心や体に不調がでてきてしまう状態をいいます。これまでは5月病も含め、新入社員や新入生に当てはめられていましたが、近年では、新社会人だけでなく転職や異動・昇進などをした人や、環境が大きく変化した子供や主婦にも現れることが分かっています。6月病は、自分が思っている以上にストレスや疲労をため込んでいますので「私は大丈夫」と思っている方も要注意です。5月病は一時的ですが、6月病は慢性的なものになりやすいと言われています。

 これら5月病・6月病を予防するためには、ストレスに対して上手に付き合うことが求められます。ストレスと上手に付き合うポイントは、まず「自分のストレスに気づくこと」、そして、「自分にとって効果的な解消方法をいくつか用意しておくこと」です。真面目で繊細な人はストレスを感じやすく、おおらかな人は感じにくいという、持って生まれた性格も影響しますが、成長過程でストレスへの対処力を身につけてきた人は、本来ストレスを感じやすい性格であっても、感じにくくなります。イライラしても感情を押さえ込まず、自分をケアするきっかけにしましょう。対処できると思ったストレスに対しては、ストレス反応はそれほど出ません。「どうすればいいのかわからない」状態になってしまうと、当然ストレス反応は強く出てしまいます。ストレスの原因が分かっていれば、それを吐き出しましょう。書き出すことでも人に話すことでも、吐き出すことによって、ストレスも解消できますし、自分の感情や問題を客観的にみることもできます。涙が出ることによってもストレスは解消されていきます。行動して、心も体もリフレッシュしたい方は、趣味や好きなスポーツをしてその時は他の事は考えずに集中して楽しみましょう。他にも、お風呂で歌う、好きな人のこと、好きな場所、好きな○○を思い出すなどの対処法を沢山用意しましょう。

 また、たまには一日スマホを見ない日をつくって余計な情報を入れないようにして、心を整えることも大事な習慣です。そして、生活リズムを整えて健康な身体づくりをしましょう。「寝る時間・起きる時間・朝ごはんの時間」を同じ時間になるように心がけると、体内で規則正しいリズムを刻み、体内リズムが整います。規則正しい生活は体に良いだけでなく、心にも良い影響を及ぼしてくれるのです。

 今回の内容は、「日本成人病予防協会」というサイトから引用させていただきました。興味のある方は、https://www.japa.org/tips/kkj_1906/を訪ねてみてくださいね。

                                   文責:垣内宏樹

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