私立高校探訪『阪南大学高等学校編』
こんにちは!本日は阪南大学高等学校での説明会に参加しました。今回は、私が訪問した「阪南大学高等学校」について、生徒や保護者の皆さんに向けてご紹介したいと思います。阪南大学高等学校は、大阪府松原市にある私立の共学校で、大きくわけると「探求特進コース」と「総合進学コース」の2つのコースにわかれています。それでは、どのような学校なのか、詳しく見ていきましょう!
1. 阪南大学高等学校とは?
今年創立85年を迎える阪南大学高等学校は、「生徒一人ひとりの成長をサポートする」ことを教育の柱として掲げています。学習面だけでなく、クラブ活動や学校行事を通じて、生徒が自分の個性を発揮し、将来の目標に向けて成長するための環境を提供しています。
出迎えてくれた先生方は若い方が多く、学校の雰囲気はとても活気があるように感じました。校長先生もお若い女性の方で生徒たちのことを第一に考えているのがよく伝わる力強い話しぶりでした。特に強調されていたのが、親身になって生徒と向き合っているという点で、それを具体例を交えながら話しているのが印象的でした。校舎内で出会う生徒たちは明るく、前向きな姿勢で学業や部活動に取り組んでいる様子が見られました。また、校舎内は清潔で、様々な施設も用意しており、快適な学びの場を提供していると感じました。
2. 探求特進コースの魅力とは?
阪南大学高等学校の「探求特進コース」は、特に難関大学への進学を目指す生徒にとって魅力的なコースです。入学時には「探求特進Sコース」と「探求特進Aコース」の2つのコースにわかれますが、あまり違いはないようです。それよりも1年生の成績で2年生に上がるときに3つのコースにわかれることのほうが重要です。
- 探求特進SSコース:難関国公立大学を目指す生徒のためのコースで、特に高度な学力を養うための特別なカリキュラムが用意されています。例えば、学習支援の一環として、「スタディサプリ」や「atama+」などのデジタル教材が導入されており、生徒は自分のペースで学びを深めることができます。これにより、基礎力の定着から応用力の養成まで、幅広いニーズに応える教育が提供されています。
- 探求特進SAコース:国公立大学や有名私立大学への進学を目指す生徒向けのコースです。こちらでは、文系・理系を問わず、幅広い学力向上を図るプログラムが組まれています。例えば、「自分を表現する力」を磨き、「どのような活動に取り組んだか」をPRできるよう数多くの探究活動に取り組みます。推薦入試対策にも力を入れており、エッセイの書き方や面接の技術指導など、個別サポートも充実しています。
- 探求特進Iコース:多様な進路選択に対応できるよう、柔軟な学習プログラムが提供されています。探求心を育てるためのプロジェクトベース学習や、フィールドワークなどを通じて、実社会で必要とされるスキルを磨きます。例えば、地域社会と連携した課題解決型のプロジェクトや、実地研修を通じて学ぶ機会が豊富にあります。
探求特進コースでは、難関大学進学だけが目標にならないよう、社会で活躍する未来を自ら描き形にすることを目指し、受験勉強と並行した探究活動を重視しています。例えば、課外活動として、「探求合宿」というものをおこなっています。これは和歌山県の高野町で実際に現地でフィールドワークをおこない、解決策を考えポスターセッション形式で発表会をおこないます。地元の人とふれあうこの探求合宿で「知力」「気力」「実践力」「コミュニケーション力」を育成します。
3. 総合進学コースの特徴とは?
一方、「総合進学コース」は、生徒の多様な進路希望に応えるための柔軟な学習プログラムを提供しています。このコースでは、2023年度の卒業生421名のうち、なんと348名が大学に進学し、そのうちの302名が指定校推薦で進学したそうです。このような高い進学実績を支えているのが、「阪南大学特別推薦制度」と「関西大学パイロット校の推薦入試制度」です。
- 阪南大学特別推薦制度では、阪南大学と連携して、一定の成績基準を満たす生徒が推薦を受けて進学できる制度を提供しています。昨年は129名がこの制度を利用して阪南大学へ進学したようです。この制度は、大学への進学を考える多くの生徒にとって、大きな魅力となっています。また、推薦を受けるためのサポートも充実しており、例えば、進路指導の専門スタッフが個別に対応し、推薦に必要な書類の準備や面接対策などを手厚くサポートしています。
- 関西大学パイロット校の推薦入試制度では、高大接続を通じた連携教育のもと一定数の生徒を阪南大学高等学校が推薦し、合格を決めるシステムです。社会学部や法学部、人間健康学部など様々な学部への推薦があるようです。
さらに、総合進学コースでは、多様なクラブ活動も奨励されています。特に、硬式野球部やサッカー部、バスケットボール部などは、全国大会にも出場している強豪です。クラブ活動を通じて、生徒たちは協力し合いながら、目標に向かって努力する大切さを学びます。
4. 学習環境とサポート体制の充実
阪南大学高等学校では、最新のICT設備を活用した学習環境が整っています。全ての生徒にタブレット端末が配布され、授業での活用はもちろんのこと、家庭学習やリサーチ活動にも役立てられています。また、学校全体がWi-Fi完備で、生徒たちはいつでもどこでもオンラインリソースを活用することができます。
さらに、夜の19時まで利用できる自習室を設置しており、勉強に対する環境は非常に良いものがあると感じました。大学の付属校ということで、早くから大学進学への意識が高まり、勉強にも力が入るというものです。
5. 学校生活とイベント
阪南大学高等学校では、年間を通してさまざまな学校行事が行われています。スポーツフェスティバル、文化祭、修学旅行など、どれも生徒たちが主体となって企画・運営しています。特に、文化祭では生徒たちが日頃の学びの成果を発表する場となり、多くの保護者や地域の方々も参加する盛大なイベントです。
また、同校の制服もおしゃれで、男女ともにブレザーが基本スタイルとなっており、デザイン性に優れています。夏服、冬服ともに機能性と見た目を両立したデザインで、着心地も良いと評判です。
6.アクセス
学校は「近鉄南大阪線 高見ノ里駅」から歩いていけます。高見ノ里駅は「天王寺」「大阪阿部野橋」から約20分ほどで到着します。創心館の各校舎から通うことができますね。
また学校のホームページを見ますと「北花田」から自転車で約15分となっています。創心館のあびこ校からなら約20分、住吉本部校からでも自転車で約30分でいけるのではないでしょうか。
7.どれくらいの成績で合格できるの?
創心館でも過去に多くの生徒が阪南大学高等学校に進学していきました。その進学した生徒たちの成績を参考にして基準を考えるとだいたい以下のような感じになります。
・探求特進S→実力テストの平均点プラス60点~80点
・探求特進A→実力テストの平均点プラス40点~60点
・総合進学→実力テストの平均点と同じ点~プラス20点
上記の点数はあくまでも目安であり、今までの創心館の過去の生徒の成績をもとに算出しています。上記の点数が合格を保証するわけではありません。入試当日まで勉強の手を緩めないことが大切です。
8. 最後に
阪南大学高等学校は、学力向上だけでなく、個々の生徒の個性や希望を尊重し、多様な選択肢を提供する教育機関だと感じました。生徒一人ひとりが自分の目標に向かって前進するためのサポートが充実しているため、進学先や将来の進路に迷うことなく、自分のペースで学びを深めることができます。
阪南大学高等学校の詳しい情報や入学について興味のある方は、ぜひ学校の公式ウェブサイトをご覧ください。
また、創心館でも進学に関する相談を受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください!
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